俺がヤマタノオロチなら

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それは美しい港町……俺の故郷……須賀町……。
北側は海、南側は山。
温暖で平和な小さな町。

小さいと言っても、ショッピングモールは有るし、図書館とか、プールも有る。
ただ、映画館とか遊園地は、電車でちょっと行かないと楽しめない。

時間が穏やかに流れる、俺の町。

そこで俺は、幼なじみの山代マイ(やましろ まい)と仲良く暮らしていた。
橘ゆずの(たちばな ゆずの)も幼なじみなんだけど、俺とはちょっと距離感がある。
でも、マイとゆずのが大の仲良しなので結果的に子供の頃から、朝から晩まで、走り回って遊んでいた。

マイとゆずのの友達で、同じクラスの八樹さゆり(やつき さゆり)という、ちょっと風変わりな女の子も居る。八樹さんはなぜか俺に付きまとってくる。どうしてだ?

上級生で生徒代表の播磨幸穂先輩。(はりま ゆきほ)
この人は、学園中の憧れだ。
実は俺も憧れていたりする。

山代マイの父親の山代悌史(やましろ よしのぶ)。
俺がお世話になっている櫛名神社(くしなじんじゃ)の宮司をしている。

俺の悪友で同じ高原学園に通っている秋山慎吾(あきやま しんご)。

そんな、みんなとわいわいと楽しい日々を過ごしていた。

そんな或る夏休み。
俺たちはとんでもない事件に巻き込まれてしまう。

俺の中に居るアイツが目覚めようとしていたのだ……。

俺の名前は、八賀谷翔太。(やつがや しょうた)
つまりは、ヤマタノオロチの生まれ変わりだった。